世界で一番コミュニケーションに困らない国になるために!
Sponsored by 総務省、国立研究開発法人情報通信研究機構
外国語に変換したいけど、どう伝えたらいいか
わからないってことありませんか?
例えば、海外で頭が痛いと感じて薬が欲しいと思った時、
自分の症状を上手く伝えられますか?
ズキズキガンガンするようなものなのか、締め付けられるようなものなのか…
同じ頭痛でも症状は様々です。
日常的な会話や観光で使う言葉などは、外国語で話せたとしても…
専門的な言葉はどう伝えたらいいのか分からないことも多いと思います。
専門用語を自動翻訳で調べるって出来る?
自動翻訳の専門家である国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)の隅田さんに
自動翻訳が現在どれくらい進化しているのかを聞いてきました!
自動翻訳は現在日常的な会話は問題なく、旅行や防災など生活にかかわる分野では
問題なく意思疎通できるレベルまで技術が発達しているそうです。
またその他にも特許や製薬、金融、自動車関係に関しての
専門用語に関しても自動翻訳が出来るようになっているようです。
そんなに色々な言葉が翻訳できるようになっているなんて知りませんでした!!
「現在は、更に高精度の自動翻訳システムにするべく、
“翻訳バンク”というものに様々なデータを集めている」
と隅田さんは話してくださいました。
“翻訳バンク”とは、自動翻訳を行うための言葉をストックしているものであり、
主に専門用語の翻訳を行なっています。
翻訳バンクを使った自動翻訳を使うことで、手作業で翻訳を行なっていた時よりも
格段に早く翻訳を行うことができるようになったそうです。
「この言葉のストックを増やすべく、“翻訳バンク”を運用し
様々な企業や各種団体から翻訳データの提供を求める活動をNICTでは行っています。
精度が高いほど多くの方に使ってもらえ、効率の高い作業を行ってもらえます。
専門用語も含む様々な言葉の自動翻訳を可能にし、
コミュニケーションが便利に行える世界をつくっていきたい」
と隅田さんは語ってくださいました。
隅田さんのお話を聞いていると、私たちが外国語を話せなくても
色々な国の人と話せる世界が近いうちに来るのではないかと感じ、楽しみになりました!!!
実際に翻訳バンクを活用している
アストラゼネカを取材!
翻訳バンクは世の中でどのように活用されているのかを調べに、
実際に活用をされているアストラゼネカ株式会社の田中執行役員にも取材に行ってきました!!!
製薬会社であるアストラゼネカ社では外資系の会社なため、
海外と一緒に仕事をすることも多く、書類等の文章が英語のことが多いそうです。
年間8,000枚もの翻訳文章が発生しているんだそうです!!!
私たちがやると、翻訳するのにどれくらいの時間がかかるのかと考えると、
膨大な量すぎて終わる気がしませんでした…
「日本語で書類を提出する際には、翻訳をしなければならない。
社内で翻訳ができる人材はいるが、書類のすべてを翻訳していては
かなりの手間と時間がかかってしまう。
NICTが“翻訳バンク”の運用を行い、翻訳データを集積して
日本の翻訳技術の他分野化・高精度化に取り組んでいることから、
簡単に翻訳できないかという想いで、医療業界向け自動翻訳システムを開発した」
と話してくださいました。
「アストラゼネカは製薬会社として、いい薬を早くお客様に届けるという使命があります。
そのため、翻訳バンクを活用することで
今までの文章の翻訳にかかっていた時間を短くすることができました。」
と翻訳バンクを活用するメリットを語る田中執行役員の話を聞きながら、
このように企業や研究者の方々が努力してくれているおかげで
私たちの生活が良くなっているんだなと実感しました!!!
Lab Point♡
♡翻訳バンクで業界用語などもこれから集め、
さらにどんな時にでも使える世界に変わる!
詳しくはこちら https://h-bank.nict.go.jp/
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